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炭酸ガス(CO2)レーザー

当院では、2026年5月下旬より新しく炭酸ガス(CO2)レーザーを導入いたします。これまで、ほくろやイボの治療には外科的切除や液体窒素による凍結療法を行ってまいりましたが、よりきれいで負担の少ない治療を提供するため、本機器を採用いたしました。

炭酸ガスレーザー導入の背景とメリット

従来の治療法には、以下のような課題がありました。

  • 液体窒素による治療は繰り返し通院する必要がある。
  • 外科的切除は傷口を縫う必要があり、傷跡が残る可能性がある。
  • 液体窒素では周囲の正常な組織に炎症性色素沈着を起こし、仕上がりが美しくない場合がある。

これらの問題を解決し、より低侵襲で精度の高い治療を行うために炭酸ガスレーザーを活用してまいります。

炭酸ガスレーザーの仕組みと特徴

炭酸ガスレーザーは、波長10,600nmの遠赤外線を用いたレーザーで、水分に極めて高い吸収を示す特徴があります。皮膚に含まれる水分と反応して熱エネルギーを発生させ、組織を蒸散させることで、患部を浅く削ったり深く掘ったり、あるいは切開したりすることが可能です。

電気メスと比較して熱による周囲組織への障害が少なく、出血が抑えられ、創傷治癒が早いのが大きなメリットです。

適応症例について

対象疾患 ほくろ、脂漏性角化症(老人性イボ)、軟性線維腫(首のイボ)、脂腺増殖症などの良性疾患

治療を受けられない方・注意が必要な方

以下の項目に該当する方は、安全のため治療を控えさせていただく場合や、慎重に判断させていただく場合があります。

  • 治療部位に感染病変、皮膚がん、単純ヘルペス、血管系疾患、入れ墨、アートメイク、肝斑がある方。
  • 日焼け直後の方。
  • 出血性疾患をお持ちの方、または抗凝固薬(血液をサラサラにする薬)を内服中の方。
  • 妊娠中、または授乳中の方。
  • 光線過敏症、または光に過敏な体質の方。
  • ケロイド体質や瘢痕体質の方。
  • 糖尿病などの内分泌疾患があり、傷の治りに障害がある方。
  • 麻酔薬に対するアレルギーがある方。
  • 病変の大きさが1cm以上ある方(外科的な切除をお勧めする場合があります)。

治療前の注意事項

  • 日焼けをした状態では熱傷のリスクが高まるため、日焼けが落ち着いてからの照射となります。
  • 治療部位に日焼け止めやメイクが残っていると、レーザーが反応して熱傷を起こす恐れがあります。照射前には必ず完全に落としてください。
  • トレチノインやレチノール配合の化粧品、ニキビ薬を使用中の方は、来院の1週間前から使用を休止してください。

治療の流れ

  1. 施術の準備と局所麻酔
    施術部位を清潔にし、局所麻酔(注射または外用薬)を行います。これにより、術中の痛みはほとんど感じません。
  2. レーザーによる照射
    目を保護するための専用ゴーグルを着用し、照射を開始します。目を閉じていても眩しく感じることがありますが、目に影響はありません。
  3. 術後の保護
    照射直後の出血はほとんどありませんが、軟膏を塗布し、保護用のテープを貼付して終了です。
治療後の経過とケア

術後の患部は一時的に赤みが残りますが、やがて瘡蓋(かさぶた)となり、1~2週間程度で自然に剥がれ落ちます。無理に剥がすと跡が残る原因となるため、触らないようにしてください。

  • 術後2週間は、ケアセットを使用して患部を保護してください。
  • ほくろ除去後は、傷の盛り上がりを防ぐために最低3ヶ月程度はテープによる保護を推奨します。
  • 傷の凹みがなくなり、周囲と馴染むまでには約6ヶ月程度の期間を要します。
  • 治療から3~4週間後に炎症後色素沈着が生じることがありますが、通常3~6ヶ月で徐々に薄くなります。

治療後の生活上の注意点

治療後を健やかに過ごしていただくために、以下の点をお守りください。

  • 当日の入浴は長湯を避け、シャワー浴にとどめてください。
  • 飲酒、サウナ、激しい運動は赤みを強くする可能性があるため、当日はお控えください。
  • 治療部位を掻いたり刺激したりしないでください。
  • 治療期間中は徹底した紫外線対策を行い、日焼けを避けてください。

再発の可能性と保証制度について

治療部位が再発する場合があります。多くは3ヶ月以内に発生し、1年以上経過してからの再発は稀です。もし6か月以内に再発した場合は、再診料と施術代半額にて再治療を承ります(受診のたびに再診料は発生いたします)。

リスクと副作用

治療には以下のリスクを伴う可能性があります。あらかじめご了承ください。

  • 治療部位の凹み、白斑(白く抜ける)、色素沈着が残ることがあります。
  • 治癒の過程で組織が盛り上がる(肥厚場合があります。
  • 瘡蓋を無理に剥がすと、傷跡やシミの原因になります。
  • 貼付するテープによって、かぶれが生じる可能性があります。

施術料金のご案内

料金はすべて税込み表記です。別途、麻酔代が必要となります。

対象 項目・サイズ 料金(税込)
ほくろ 2mm以下 11,000円
3mm以上(1mmあたり) 5,500円
脂腺増殖症 1個 11,000円
2個以上(1個あたり) 6,600円
イボ 1個(2mm以下) 2,200円
1個(3mm) 6,600円
1個(4-5mm) 8,800円
広範囲・セット 全顔(要相談) 44,000~88,000円
首(要相談) 55,000~66,000円
胸部 55,000円
腹部 66,000円
胸腹部セット 88,000円
背部 88,000円

麻酔代

外用薬 10g 1500円  30g 3300円

注射     3300円

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