粉瘤
粉瘤(ふんりゅう)は良性腫瘍の一つで、皮下に袋状の構造物ができて本来皮膚から剥がれるはずの角質や皮脂が袋の中にたまってできたものです。中央の皮膚開口部より細菌が侵入して化膿することがあり、これを炎症性粉瘤と呼びます。患部は痛みを伴い、赤く腫れ上がります。抗生剤の内服でも炎症が引かない場合は患部を局所麻酔して切開し、膿を出しますがこれだけでは完全には腫瘍はなくなりません。
根治には、腫瘍が感染をおこす前に手術が必要です。当院では、超音波検査を行った上で処置も可能です。お気軽にご相談ください。状態によって以下の2つの方法を行います。
①腫れて痛みがある場合・・・麻酔をしたうえで、切り込みを入れて排膿します。腫瘍はとれません。
②痛みがない場合・・・局所麻酔下に粉瘤を摘出する処置を行います。