メニュー

治らない顔のぶつぶつ

[2023.08.08]

外来では1日に数人、口囲皮膚炎の患者さんがいらっしゃいます。この疾患、口周りや鼻下の赤みぶぶつ、悪化した方は顔全体に赤み、ぶつぶつ、ひりひり、がさがさを認めます。

わかりやすい咲くらクリニックの院長先生のブログのリンクを利用させて頂きます。(院長には承諾済みです。)

口の周りのぶつぶつが治らない、口の周りの湿疹が治らない、口囲皮膚炎ではないでしょうか?| 院長ブログ | 咲くらクリニック (sakura-clinic.jp)

この疾患お恥ずかしいながら、医師5年目くらいまで、あまり注目しておらず、うまく治療ができませんでした(反省)。繰り返す顔の湿疹=ステロイドもしくはプロトピックというのが教科書的な知識でしたので、私が開業前に修行させていただいた咲くらクリニックで教わったときは衝撃でした。鼻下のみや、口周りの赤みに自信をもって抗菌薬を処方する院長をみて本当に治るのか?とドキドキ・・・でも2週間後みるとどこでも治らなかった赤みが本当によくなっているんです。患者さんも笑顔。最近でこそかなり注目されるトピックスで、この治療を行っている皮膚科クリニックさんがかなり増えている印象です。経験と医療の進歩ってすごいなと感じています。

特徴的なのは、女性が多いこと、ステロイドを長期に使用している方、また治らないといって毎回病院を変えている方に多い印象があります。初診の方は大体2~3か所病院をめぐっている印象です。また、きちんと継続して受診していないまま次の病院に受診していることもしばしば。きっと継続的に受診されていれば先生もお薬を変更してくれていたのに、繰り返すため病院を変えてしまうことも多々・・・

原因はステロイドだけではなく、ホルモンの影響やバクテリアの影響など多々ありますが、大切なのは、診断されたらステロイドをいったんやめること。そして抗菌薬の内服外用などを使用します。だいたい改善まで3か月くらいかかりますとお話しています。ただし、ここで問題が・・・

ステロイドやめると絶対に悪化します・・。赤みが増す、ぶつぶつが増えるだけではなく、ひどいひとはじゅくじゅくになったり・・・心折れる人もしばしば。

なぜなら、ステロイドは血管収縮作用があるため。長期的にステロイドありきの皮膚であったところに反動がきてしまうのも納得です。が、悪化するのは本当につらいと思います。なのであえて、励ますためにも、1週間後2週間後に受診をお願いしています。

ここであきらめて、治らなかった、悪化したといってステロイドに戻るとすぐに見た目はよくなるのですが、これを繰り返すごとに、徐々に薬が効かず顔全体に症状が出てきてしまいます。ここの頑張りだけで、根本治療ができるのでみなさん頑張りましょう。

この記事で、ステロイドが悪いと言っているわけではないので、ご注意をお願いします。ステロイドはアトピーや湿疹に必要な薬ですので当院もしっかり使用します。アトピーを脱ステロイドで治すことは当院ではできません。自己判断でやめないように、かかりつけの先生の指示に従ってください。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME